2013年05月27日

「線香花火」始めました

こんにちは 三保原屋です。

今年の夏、みなさんに新しくご紹介できる三保原屋らしい品を探しに

出張に出かけたのが、まだまだ冷え込みが厳しい2月のこと。

ですが、そういった品がカンタンには見つからないのは経験上重々承知しています。

が、「三保原屋」の琴線に触れる品に出会ってしまいました。


      「東西の線香花火」

そう、花火です 「線香花火」。以前、何かで耳にしたことがあり、うろ覚えに記憶していたものがそこにありました。

以下は製造者の筒井さんの言葉です。 

昭和50年以降、中国から長手牡丹が日本に入ってくるようになり、
安価な中国産に太刀打ちできなくなった日本の製造業者は次々と廃業に追い込まれました。
当製造所は日本で唯一、二種類の線香花火(長手牡丹・スボ手牡丹)の製造を行っています。

国産線香花火は火玉が大きく火花が四段階に変化するのが特徴です。
線香花火は非常に繊細で、職人の縒り方、火薬の量、気象条件で一つ一つ違う表情を見せます。
当製造所は職人の育成にも力を入れ、バラつきのない美しい線香花火づくりを心がけています。


私達が目にする手持ち花火などの、いわゆる玩具花火のほぼ全てが中国製ということ。

日本の花火製造の現場がここまで追い込まれていたことに、あらためて気づかされました。


今回何よりも惹かれたのはやっぱり「日本製」と言うところ。

誰もがいちどは経験した、あの可愛らしい線香花火に、

真剣に向き合い、確かな技術で極上の品を作り上げる職人の魂。

三保原屋で取り扱いをしてみたいと思うには、充分なストーリーがその線香花火には詰まっていました。


筒井さんの言葉の中に出てきた「二種類の線香花火 長手牡丹・スボ手牡丹」これが東西の線香花火です。

 














 


 静岡でも馴染みの深い「長手牡丹」    関西地方で親しまれた「スボ手牡丹」


東の線香花火 長手牡丹


昔なつかしい線香花火です。

関西から伝わる際、関東地方では米作りが少なく紙すきが盛んだったため、

ワラの代用品として紙で火薬を包んで作られました。そのため、この長手牡丹は関東地方を中心に親しまれ、

その後、スタンダードな線香花火として全国に広がっていきました。

スボ手牡丹に比べて燃焼時間が長いのが特徴です。



西の線香花火 スボ手牡丹


300年変わらない線香花火の原形です。

線香花火はワラスボの先に火薬を付け、それを香炉に立てて火をつけて

遊んでいたことが始まりだと言われています。

米作りが盛んな関西地方には、ワラが豊富にあったため、このスボ手牡丹は関西地方を中心に親しまれてきました。

現在、国内でこの花火を製造しているのは筒井さんの製造所のみとなりました



わずか数十秒の間に、次々と表情を変える線香花火。その火花の姿は花の名前で呼ばれます。

点火直後、こよりの先にじりじりと赤い玉ができあがるのは「牡丹(ぼたん)」

最盛期の「松葉」で、大きな火花がバッと開き、それに続く長い火花を「柳」に例えました。

そして、玉が落ちる直前の小さな花は「散り菊」


筒井さんは線香花火の豊かな表情をこう表現します。「線香花火の中に人生がある」と。

「玉ができていく様子は子どものころ。力を蓄え、青年期でバッとはじけ飛ぶ。

壮年期で落ち着き、ともしびの散り菊で終わる」


点火をしてからその灯りが消えるまで、線香花火が放つメッセージ。

みなさんにもきっと、感じていただけるはずです。



  











「東の線香花火」 「西の線香花火」 共に 15本入り

  
線香花火をやり終えると、なぜだか胸の奥がキュッと締め付けられる感覚を覚えることがあるのは

はじける火花の中に「あの頃の夏、あの頃の自分」を思い浮かべるからなのかもしれませんね。


今年の夏は、「日本の光」 線香花火を見つめる時間を楽しんでみませんか。

大事な人と。家族と共に。 あの頃とは違う火花が見えるかもしれません。  

  


Posted by 三保原屋 本店 at 19:30Comments(0)商品説明 紹介(インテリア他 2A)

2013年05月21日

衣替えセールが始まります

こんにちは 三保原屋です。

~夏の肌触り~

我が家の夏に欠かせないものがある。

見た目にも涼しげな、ひんやりとした感触のいぐさの敷物。

のれんと組み合わせれば、夏の風情が心地いい。

木綿の風合い、軽く乾いた質感の麻の自然素材・・・

ひと味違う今年の夏を演出する、夏のセールが始まります。




衣替えセール
5月23日(木)~6月4日(火)  9:30~19:30



夏の暮らしを素敵にする、三保原屋セレクトの素敵な品々を取り揃えました。

みなさまのご来店を心よりお待ちしております。  


Posted by 三保原屋 本店 at 19:30Comments(0)催事のお知らせ

2013年05月15日

みんな大好き!富士山

こんにちは 三保原屋です。

世界遺産への登録が間近になり、注目を集めている「富士山」。

今1階奥、陶器のフロアに向かうと、「富士山」が出迎えてくれますよ。



有田焼のいろいろな陶器に絵付けされた、富士山。


角銘々皿¥1,575→¥1,260



こちらの飯碗は、内側に 196


そして、ひっくり返すと底にもかわいい富士山が。 飯碗、湯呑み、共に¥2,100→¥1,680



角大皿と絵手ぬぐい。  角大皿¥6,300→¥4,980  絵手ぬぐい¥1,050



富士山マグ¥3,150→¥2,520

などなど、いつも手元で楽しめる「私だけの富士山」はいかがですか。


  


Posted by 三保原屋 本店 at 18:30Comments(0)商品説明 紹介(陶器他 1B

2013年05月11日

IKUKO Fair 2013.Summer

こんにちは 三保原屋です。

初夏の陽射しに、吹く風が肌に心地よい季節。

お出かけをしたら、夏の新作が揃うこちらの催事にも足を運んでみてください。


IKUKO Fair   ~Summer collction~
2013.5.16(木)~20(月)  <最終日は16:00まで>




毎年好評のワンピース、肌触りが気持ちいいガーゼのリラックスウェアなど、

今夏の新作を取り揃えて開催します!

★特典★
IKUKO黒札商品をお買い上げいただくと、
三保原屋スタンプカードスタンプ3倍!


この機会にぜひご来店くださいませ。  
タグ :IKUKO静岡市


Posted by 三保原屋 本店 at 19:00Comments(0)催事のお知らせ

2013年05月04日

夏の敷物入荷しました

こんにちは 三保原屋です。

今年は本当にお天気に恵まれたゴールデンウィーク。

陽射しの強さも、夏を思わせるくらいに変わってきました。

そうなると、お部屋もそろそろ衣替えを考える季節ですよね。

3Fカーペットフロアに心地よい肌触りの、夏の敷物が揃いました。


三保原屋が長年取り扱いを続けている「籐の敷物」です。


数ある夏敷物の中でもその強さは群を抜いており、抜群の耐久性を誇ります。

上質の籐は表面がホーロー質で覆われていて、年月を重ねるごとに「あめ色」のつやが増していきます。

そのホーロー質は汚れをはじくため、普段のお手入れも乾拭きだけで充分です。

そして何と言ってもひんやりとした心地よい感触が使う人を魅了します。

籐は吸湿発散性に優れ、お部屋の湿度にあわせて呼吸をしているため、その感触はいつでも快適なんです。

※「籐」について
籐(ラタン)は東南アジアを中心に熱帯雨林地域のジャングルに自生するヤシ科の植物で、
日本名で「籐(とう)」と呼ばれる、200種以上ある植物の総称です。
ツル性植物で、節があり、とげを持った表皮に包まれています。
その繊維は植物中最長にして最強といわれ、長さが200メートルを超えるものもあり、
他の樹木にからみつき空に向かって伸びていきます。およそ5年ほどで加工に適した大きさに成長します

「セガ籐」(上質な籐敷物に使われます)
表面がホーロー質と呼ばれる独特のガラス質に覆われており、みごとな艶で象牙にも近いという人もいます。
硬くて丈夫なのでその用途も多彩です。比較的山の高いところ、カリマンタンの奥地が産地として有名です。
太さ3~15mmのツルで高い木にまつわりながら成長します。さらりとした独特の質感、通気性、吸湿性に優れ、
汗ばんでも「ジト」っとしないさわやかなひんやり感があり、日本では籐といえば艶のいいセガのことを指すといっても過言ではありません。


以前から籐敷物と言えばこちらの「籐むしろ」
真夏にこそ味わってほしいひんやりとした感触が特徴です。
毎年夏になると10年、20年と使い続けているお客様がご来店されて、
「たいへん良いあめ色の艶が出ていますよ」と自慢げにお話をしてくださいます。



優しい感触で選ばれる方が増えている「籐あじろ織り」
籐表面の皮を薄く剥いで網代編みで仕上げた敷物です。
昭和の時代は日本国内でも作られていましたが、今では加工技術が進み、
材料の取れる現地(インドネシア)で良質の品が作られるようになりました。




籐むしろも、籐あじろも天然素材を使った手作り品です。

そのため同じ規格で作られた同価格の品であっても見比べると

出来栄えや色合いに違いが出てきます。長く使える上質な品を求めるには

商品が揃っている早めの時期に、比較をしたうえでのご購入がおすすめです。



三保原屋の夏の敷物。3Fカーペットフロアにてその感触をぜひ体感してください。
  


2013年05月01日

季節を彩る品

こんにちは 三保原屋です。

今日から5月! ゴールデンウィークも中休みですね。

太陽が顔を出すと春ではなく、夏を感じさせる陽射しになってきました。

三保原屋店内を巡ってみると涼しげな品が並び始めたことに気が付きます。


手軽に季節を感じさせてくれる「絵てぬぐい」


壁に空いた少しのスペースを使って楽しむことができます。


価格も¥1,000前後からで、絵柄も豊富。選ぶ楽しさもありますよ。


そして、ひときわ目を引いたのがこちらの器


淡い、透き通るようなブルーがなんとも涼しげなガラスの器です。


その名も 「雪の花 yukinohana」  こんなコメントが付いていました。

「美しいオパールの輝きは、レトロモダンの懐かしい時間を感じさせてくれるロマンチックなガラスの器です」

アイスクリームやサンデー、フラッペなど。夏のデザート、冷菓を引き立て、

より美味しくいただけるような気がしませんか。

価格は¥1,000~¥1,500ほど。 もちろん日本製です。



五感で季節を楽しむ「日本」

5月5日には「立夏」を迎えます。

新しい季節を彩る品々が揃うゴールデンウィークの三保原屋。

みなさまのご来店をお待ちしています。
   


Posted by 三保原屋 本店 at 19:30Comments(0)商品説明 紹介(陶器他 1B