2022年07月20日

秋田杉の老舗曲げわっぱメーカー”栗久”さんに伺いました

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少し前に、秋田県大館市にある老舗曲げわっぱメーカーに伺いました。
三保原屋本店でも取り扱いのある「栗久」というメーカーさん。

伝統工芸士の栗盛さんが率いている会社なのです。
伝統工芸士と聞くと、少しハードルが高くなりがちですが、栗盛さんは非常に先進的な考え方の方。

・高品質を安定させて
・一定の価格で
・お客様のニーズに応えながら
・安全な作業環境で
ものづくりに励んだ結果、工夫に工夫を凝らした工場になっていました。

仮に機械を使った作業が増えていても、その道具がまさにオリジナルで、
伝統工芸士の栗盛さんの動き・理解を再現できるような仕組みになっているものが本当に多く工場にはありました。
その意味では、機械の調整や、道具作りという重要な点を含めると、まだまだ手作業と呼ばれる範囲です。

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↑写真ではわかりにくいのですが、この板にそって作業をすることで、伝統工芸士さんの作業が再現できる!
こういった細かい改善が数多く工場では見られました!

一方で、ここぞという工程では、もちろん純然たる手作業が残っていました。

大切に1つ1つ作られている曲げわっぱですが、その材料もなかなかすごいものがあります。
栗久さんでは樹齢が200年前後のものが使われています。
雪深く、日照時間が少ない中で、ゆっくりとゆっくりと成長した木は、年輪が詰まっており、非常に美しい木目。
日本は戦後の復興や高度成長期の紙需要に伴い、良い木をどんどん消費してしまった時期があります。
現在樹齢60年前後のものが多いのは、その時期から植えられたものが多いためと聞いたことがあります。
200年も育て続ける粘り強さ、現在の超消費社会には寒い地域の”良い木”は非常に不向きですが、
大切に使いたい商品としては非常に価値のある木材だと思います。

今回の工場見学を通じて、
私たちも大切に販売して、お客様にも愛着をもって使って頂きたいと思いました。


最後に、、最近、お客様からは
「気に入ったプラスチックのお弁当箱も5000円くらいするものが多くなり、案外1~2年でキズやパッキンなどの緩みが気になり、買い替えている。
それなら、ご飯だけでも木のお弁当箱に入れて大切に長く使った方がいいなと、最近気が付いた。」
と、おっしゃっていただき、少しうれしく思いました。

大切に使いたいお弁当箱。
個体差もあり、メンテナンスの話を含めて、是非三保原屋にもお越しください。


Posted by 三保原屋 本店 at 06:00│Comments(0)
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