2022年03月21日
このお弁当箱の蓋も樹齢300年程度・・!
2022年3月上旬に、天然の秋田杉を材料に”大館曲げわっぱ”をつくられている、栗久さんのイベントを開催させて頂きました。
工芸品を知るうえで、その土地や背景を知ることは非常に重要で、今回は商品そのものの知識はもちろん、その背景についても大いに知る機会を頂きました。
栗久さんに伺うと、樹齢300年ほどの秋田杉を使うことが多いそうです。
(写真のお弁当箱の蓋の年輪を数えると、約70年。この幅を成長するためだけでも、約70年かかる計算。
材木には、意図的に使わない部分もあるので、このお弁当箱の蓋の秋田杉も樹齢300年程度だそうです。)
例えば300年前の1720年のころ、日本がどんな状態だったかを考えると、、、
徳川吉宗が目安箱を設置(1721年)していたころ。
300年の時を経て、静岡に”お弁当箱”として陳列されている秋田杉を見ると、非常に感慨深いものがあります。
木製品は価格よりも価値だと思うことがあります。
同じ大きさのお弁当箱であっても、作り方や、年輪などから見て取れる木材としての価値を見ると、
びっくりするほど良いものが混じっている時があります。
三保原屋本店では年中、木のお弁当箱を取り扱っています。
他のお店の商品も沢山みて頂き、ご自身が気に入った「これ!」という商品を見つけて頂きたいと思います。