2017年09月29日
創業330年を振り返る(皆様のご協力で分かったこと)
先日から古い写真や資料をブログ
およびツイッターで掲載し、
皆さまのご協力のもと、少しずつ分かり始めてきたことが出てきました。
おそらく先代の社長も、
古い資料にスポットライトがあたると喜んでいるだろうと思い、
今回のブログ写真は、先代社長の似顔絵を載せています。
少しずつ分かり始めてきたことを、何個かを記載させて頂くと、、
①当社の言い伝えで
「お品書きのようなもの」と言われていた資料が、
「当時の納品書兼請求書」のようなものだったこと
(詳細は9月20日ブログへ)
②解読できなかった資料が、
「町内会費を納めたときの資料」だったこと
→旧通貨制度の存在時期や、
間口で会費を徴収している実態が分かる資料だそうです。
(詳細は9月25日ブログへ)
③解読できなかった資料が、
町役人をしていた堀徳兵衛に宛てられた
「戸籍入替」だったこと
(9月26日ブログへ)
このような発見がありました。
ご協力頂きまして本当にありがとうございました。
生活に密着した家庭用品の販売をしているためか、
今回の資料の中から、商売だけではなく、
日常に関する資料が出てきたことを嬉しく思います。
私たちは両親がいて、その両親にも、それぞれ両親がいて、、
先祖を10代遡ると、1,024人のご先祖が関わっているそうです。
この地域で数百年前から人の生活に触れることができ、
この土地で人が働いていたことが、
今回の資料で分かると同時に、
三保原屋が、これからの未来に繋がるお店であって欲しいなと、
心から願いました。
ご協力頂きました皆様、本当にありがとうございました!
三保原屋HPはこちら
2017年09月28日
創業330年を振り返る(静岡中心街史)
三保原屋の本社に、
「静岡中心街史」という本が保管されています。
こちらは昭和49年に発行されたものだそうです。
約500ページにわたる本で、
恥ずかしながらちゃんと読んだことはありません。
今回のブログは、その本からの一部抜粋です。
この本はタイトル通り、静岡の街中の歴史に関する記載が続きますが、
第8部に「江戸時代の駿府町人の生活」
という項目があります。
(非常に歴史的価値の高い記録は、
扇屋や伏見屋に残されているものが多いようです。)
当時駿府では町内会長を「町頭」(家康が自ら名付けたそうです)、
連合町内会長を「年行事」と呼んでいたそうです。
年行事の行いは、基金をつくり運用されていたようですが、
それでも経済的な負担は重く、
1827年には三保原屋徳兵衛も基金に2両貸し付けていたようです。
当時の自治における年行事の役割は大きかったのですが、
年行事が複数人により担当されていたこと、
担当が2ヵ月単位で変更されることがユニークです。
みんなが平等に地域自治に責任を持って関与する。
よく考えられた良い制度な気がします。
これからの地域社会も、
当時のように皆が関心を持って関われる場所であって欲しいと
思わせる内容が描かれていました。
三保原屋HPはこちら
2017年09月27日
イベント告知(LOFT店の松坂屋イベント)

姉妹店のイベントについて告知です。
本日9月27日(水)から、
姉妹店の三保原屋LOFT店が、松坂屋本館4Fにて
期間限定店を立ち上げます。
取り扱いブランド「アルベロベロ」や「MIYAKO」
の世界を楽しめるお店になっていますので、
是非お立ち寄りください!
10月10日(火)までの期間限定店舗となります。
ご不明な点がございましたら、
三保原屋LOFT店(054-251-1771)までお問い合わせください。
三保原屋LOFT店のHPはこちら
2017年09月26日
創業330年を振り返る(明治頃の資料)
今回も三保原屋に残る古い資料についいてです。
古い資料の発掘をしていましたが、
皆さまのおかげで色々なことが分かり始めてきました。
本当にありがとうございます。
紹介する資料に限りがあるため、
今回の紹介で、
一旦古い文章による資料の紹介が止まってしまうと思いますが、、
紹介をさせていただきます!
文章のお尻に明治の記載と、
札の辻・呉服町の記載があります。
この頃に、三保原屋が現在の七間町から呉服町に移転したといわれています。
現在の三保原屋の向かえ付近に一度移り、
その後、現在の位置に移転したものと言われています。
その当時は、
現在の呉服町2丁目が5丁目と呼ばれていたようです。
静岡大火と、静岡大空襲で、さまざまな資料が焼けてしまいました。
過去の記録が現在に評価されていることを考えると、
現在の一日一日が未来に繋がり、
未来から現在が評価されることになるんだなと
改めて考えさせられます。
三保原屋HPはこちら
2017年09月25日
創業330年を振り返る(古い資料)
先日ツイッターに、
三保原屋に保管されているものの、
解読ができない資料をアップしたところ、
多くの反響を頂きました。
「お品書きのようなもの」として聞いていた資料が、
実は「納品書兼領収書のようなもの」だということが分かりました。
助けていただいた皆様、
本当にありがとうございました。
続いて発見された資料を公開します。
今回は形式が似ていないのですが、、
こちらも現在のところ内容がさっぱり分かっていません。
三保原屋と全く関係の無いものであったら困るのですが、
思い切って公開をしてみようかと思います。
解読できる方、是非お知恵を貸してください。
三保原屋HPはこちら
2017年09月24日
創業330年を振り返る(呉服町商店街の活気)

昨日から第10回 静岡ラーメンフェスタが開催され、
青葉公園をはじめ、呉服町通りも非常に賑わいました。
私たちのように商店街で雑貨屋を営んでいる立場からすると、
呉服町通りが賑わうだけでも少し嬉しい気持ちになります。
昨日のように非常に賑わいを見せる呉服町通りですが、
反対に、最近お客様からは、こんな声を掛けられることが増えました。
「三保原屋さんは永くお店を続けてね。」
私たちにとって、非常に心強く、ありがたいお言葉です。
呉服町が賑わっている写真が無いかどうかを探していましたが、
何枚か保存されていたため、紹介をします。
この写真は、現社長が静岡まつりに参加していた頃の写真で、
恐らく、約60年(弱)前のものと思われます。
静岡まつりの賑わいも、過去から比べれば寂しいものになりましたが、
次世代につなげたい大切な活気だと思っています。
なお現社長は、
今月中旬よりヒマラヤのナンダコート登頂に向けて出発しております。
三保原屋HPはこちら
2017年09月23日
お街ゼミナール2017年9月(包丁研ぎ)
本日、お街ゼミナールとして、
包丁研ぎ教室を実施しました。
本日のために、大阪の堺から講師を招きました。
最初は、参加者様同士で話をされる方も多いのですが、
だんだんと作業をするにつれて、
皆さま黙々と包丁を研ぐように、、
その様子は、
まるでお正月に蟹を食べる姿にも重なりました。
現在は100円ショップでも包丁が販売されていますが、
そのほとんどは、包丁研ぎをしても
殆ど意味がないようです。
一方で錆はしますが、鋼の包丁が一番研ぎやすく、
「永くいいものを使う」という意味を実感しました。
当店では包丁研ぎも承っています。
包丁にもよりますが、
税別1000円から承っていますので、
ご希望のお客様は、一度スタッフにお声かけください。
包丁研ぎに関するHPはこちら。
2017年09月22日
創業330年を振り返る(過去最高の笑顔)
三保原屋のお店の話から少しそれますが、
先代社長の母(ひさ)は、
戦前から戦後にかけて三保原屋を支えた一人です。
今いるスタッフも、ひさを知っているメンバーがいます。
古い写真を振り返るにあたり、
どうしてもブログに載せたいと思う写真と出会ったので、
思い切って紹介をします。
この写真は、ひさに、初孫ができた時の写真だそうです。
約100年を写真で遡っているなかで、
最も輝いている写真でした。
写真が眠っていたアルバムには、
「わが老後に悔いなし」と、ひさ直筆の文字もありました。
いつの時代も、笑顔でいることの大切さを感じる
そんな写真です。
三保原屋HPはこちら
2017年09月21日
創業330年を振り返る(社内新聞 筍)
三保原屋では、過去に社内新聞を出していました。
その名も「筍」。
古い写真を整理する過程で、
この「筍」も大量に出てきました。
見つかったものの中で、一番古い筍は昭和51年のもの。
前社長が、会社の歴史を振り返って書いた内容でした。
執筆者は役職を問わず、
多くの方が関わっていたようです。
たとえば、昭和55年9月に発刊されている筍には
「サチヨの料理教室」というコーナーが。
現在よりも物量が多く、
非常に忙しい業務の中でも、
従業員同士が知識や情報を共有しあっていたところを見ると、
三保原屋が多くのスタッフに支えられていたことが分かります。
三保原屋HPはこちら
2017年09月20日
創業330年を振り返る(三保原屋徳兵衛)

三保原屋は江戸時代の創業です。
当時は「三保原屋徳兵衛」という名前を代々襲名し、
営業を続けていたようです。
ちなみに、三保原屋徳兵衛さんが何代襲名されてきたかが
正確には分かっていませんが、
明治や大正までは襲名を続けていた記録が残っています。
今回のブログ写真、
左端を、よーくよーく見ると、、
三保原屋徳兵衛のような文字が見えてきます。
写真に記載されている内容は、私は正確にわからないのですが、
明治や大正の頃のお品書きのようなものだと聞いています。
いつか、この文字を解読できるお客様が現れると嬉しいなと、、
思っています。
三保原屋HPはこちら