2019年09月04日
日本製の鍋・フライパン(富山のものづくり)

三保原屋本店では様々なキッチン雑貨を販売しています。
先日、富山の高岡にある鍋・フライパン工場に行ってきました。
高岡は鋳物の街。
お寺の鐘や、窓のサッシなど、様々な鋳物メーカーさんが集まっています。
日本製と聞くと、「値段が高い」という意識がある方も。
ただ、この「値段の高さ」にも理由がありました。
今回お邪魔した工場で作られているフライパンは、テフロン加工(フッ素加工)がされているタイプのもの。
フライパンの中に熱伝導率が高く・軽いという性質のあるアルミを使っています。
アルミの原材料はこんな形をしています。

アルミを700度以上にして、型に流しこみを行う際は、手作業で行うものもあります。
量産品なので全自動のイメージがありますが、人手がかかっています。
溶かしたアルミが溜まっている炉の表面には不純物が浮いていることもあり、手作業で純度の高いアルミをすくっています。

実際に型に流しこむ際の写真です。
表面張力で、注いだところがぷっくりと膨らんでいるのがわかるでしょうか。

型から取り出されたフライパンは、こんな形。
ここから不要な部分を除去して、形を整えていきます。

アルミのお皿みたくなったフライパン。
フライパンを削って、形を整えていくときに、紐状のキラキラした破片がでます。
触りたいと思いましたが、金属なので、素手で触ると手を切ってしまうのでNGだそうです。

品質管理もしっかりと。
凹みや、ゆがみがあると、テフロン加工(フッ素加工)が剥がれやすくなるので、人手で検品をしています。
ここから内面の加工や、外面の加工に移ります。
加工は安全性を考慮し、機械が行うものが多いですが、その間の1つ1つにちゃんと人手がかけられています。

たとえば、この工場では、フライパンが油やチリ等で汚れる工程を通ると、
その後、毎回洗浄工程が入ります。
表面の洗浄を行うことで、加工をしっかりと行うことが出来ます。
水源の豊富な日本では水で洗いますが、この機械も相当な投資が必要。
海外で水質上、水による洗浄が困難な地域があったり、
投資額の関係から、
薬品で汚れを落としたり、高温で焼ききるところもあるそうです。

内面・外面加工はこのような機械で行います。
内側の加工が異なれば、工程の数も異なります。

ここからは、検品→持ち手をプレスして、出荷準備と移っていきます。
多くの方が工場では働いており、
品質を保つ努力や、開発など、様々なお話を伺うことも出来ました。
なお、テフロン加工(フッ素加工)されたフライパンは消耗品的な側面があります。
そこで、
●冷ましてから洗うこと
●空焚きを避けていただくこと
を気を付けて頂ければ、少し長持ちします。
モノの良さに加えて、お客様が大切に使って頂くことが、
一番の長持ちの秘訣になります。
三保原屋本店では1階の真ん中でフライパンを常設しています。
なにか分からないことがあれば、スタッフまでお声かけください。
三保原屋本店のHPはこちら。
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Posted by 三保原屋 本店 at 06:00│Comments(0)
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