2018年05月07日
静岡鋳物「栗田産業」様に伺いました①

先日、静岡の「栗田産業様」という鋳物屋さんに出張に行きました。
(栗田産業様のHPはこちら。)
「鋳物」という言葉に対して、皆様はどのようなイメージがあるでしょうか?
私は、ドロドロに溶かした金属を、流し込む。そんなイメージでした。
そのため「金属の加工」という産業の少ない静岡では、
鋳物屋さんがないのではないか?と思っていました。
実際、静岡では鋳物屋さんが一時的に衰退してしまった時期があるようです。
今回、出張で伺った栗田産業様の創業者である重太郎様は、
東京での修行後、明治23年に静岡で鋳物屋さんを開業されたそうです。
実際に拝見させて頂いた鋳物屋さんの工場内は、
時折火柱があがったり、
ドロドロに溶けた金属を流し込んだりする風景でした。

しかしお話を伺ったところ、
全体の工程から考えると、型作成にかなりの労力が費やされているとのことでした。
(鋳物作成のプロセスやこちら。)
工場見学の後に、
「錫でぐい吞みをつくる」というワークショップにも参加してきました。
このワークショップにて、鋳物が静岡の工芸らしいなと強く感じることができました。
(※ワークショップについては、またブログにて紹介をさせて頂きます。)
「挑戦する鋳物屋」栗田産業様と一緒になって、
お客様に喜んでいただける取り組みができたらいいなと思っています。