2017年09月18日
創業330年を振り返る(三保原屋最古!?の写真)
最近のブログでは、もっぱら三保原屋の古い写真を記事にしていますが、
古い写真を漁る楽しさに、やみつきになりつつあります。
今回紹介する写真は、
おそらく、三保原屋が保有する写真でも最古の写真になります。
この写真は大正15年(1926年)に撮られたもので、
先代の社長が5歳の頃の様子です。
90年以上も前の写真です。
なぜ、これ以上過去の写真が残っていないのか、
それは、この写真の裏に書かれたメモに記されています。
「昭和15年1月7日、静岡を発つ時、
秋田にこの写真を持ち帰り、後十日を経ずして静岡大火にあい、
数多くの写真物は燃失せり。」
先代の社長は秋田の大学に通っていました。
昭和15年1月7日に秋田に、この写真を持って行ったようですが、
同年1月15日に発生した静岡大火にて、
葵区・駿河区の5000戸を超える家屋が焼け落ち、
三保原屋が保有する写真も全て灰になってしまったようです。
この写真に写っている当時5歳の先代社長は、
このあと、戦争による焼け野原からの復興も経験することとなります。
大正当時の三保原屋の店頭写真も出てくればいいなと思いながら、
古い写真を改めて漁ります。
三保原屋HPはこちら